5 月 28th, 2009 | No Comments »

永代供養(えいたいくよう)とは、ある程度長期にわたり、死者を供養する行為を指します。

本来は、子々孫々の代まで先祖を祀り供養する宗教行為を指しますが、現代では多くが墓園業者や寺院の営業用語として使われることが多いです。

広告に永代供養を謳うものも多いですが、「永代」という言葉の使用による誤解からトラブルが頻発しています。

実際には葬儀後の10回忌、30回忌や50回忌までといった内規がある場合が多く、言葉どおり「永代」でない点に注意が必要です。

この場合、永代は「永久」を指すのでなく、「永い代」と解釈すべきで、霊園の倒産、寺院の廃寺などによりこの「永代」も保証されるわけではありません。

元々は、江戸時代に檀家の減少による収入源を補う目的で僧侶が発案した商業手法であり、本来は毎月の命日に小額ずつ受け取っていたお布施をまとめて集金する当時の画期的な新システムでした。

現在の永代供養もその名残ですが、商品である以上、言語表現の誤認防止や費用の表示の透明化など、早急な法の整備が望まれています。

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5 月 28th, 2009 | No Comments »

納骨堂(のうこつどう)は、遺骨を保管しておく建物です。

納骨殿、霊堂などとも呼ばれ、通常は寺院の敷地内に建てられています。

内部は遺骨を保管しておくロッカーが置かれ、上段に位牌を安置する仏壇がついているものもあります。

宗派によっては中央に本尊を安置する場合もあります。

近年では屋内霊園と呼ばれるマンション形式で設置する例も増えており、都内では日本最大級となる9階建ての大型のものもあります。

利用方法は、葬儀後に遺骨を墓を建てるまでの間、一時的に保管する場合と、墓地に埋葬せず永久的に保管しておく場合とがあります。

仏壇がある納骨壇は主に後者に用いられます。

寺院の内に設けられたものとは異なる、自治体により建立された納骨堂もあります。

設置される基準は自治体により様々ですが、一般的な特徴としては、歴史的に寺院を持たなかった貧しい集落に厚生事業として設置される例、いわゆる同和地区に同和対策事業として設置される例などに多く見られます。

多くは仏教形式ですが、自治体によっては、神道形式のものを用意している例もあります。

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5 月 27th, 2009 | No Comments »

国葬(こくそう)とは、国家に功労のあった人の死去に際し、国家の儀式として、国費をもって行われる葬儀のことです。

戦前の日本では、明治以降、国葬をすべき必要が生じた場合に応じて「特ニ国葬ヲ行フ」とする勅令が個別に発せられていました。

1926年(大正15年)10月21日に国葬令(大正15年勅令第324号)が公布され、国葬についての根拠法令が一般的に整備されています。

国葬令によると天皇・太皇太后・皇太后・皇后の喪に服することの儀式(葬儀)については、特に「大喪儀」(たいそうぎ・たいもぎ)と言い、国葬が行われました。

また7歳以上で死去した皇太子、皇太孫、皇太子妃、皇太孫妃、及び摂政たる皇族の葬儀はすべて国葬とされ、天皇、皇族以外の国家に功績ある臣下が死去した場合にも、天皇の特旨により国葬が行われました。

戦後、国葬令が失効したことにより、それによって規定された国葬はなくなりました。

戦後、国葬を行った例は1967年に死去した吉田茂のものが唯一です。

これは、閣議によって国葬と決し、かつ宗教色を廃して行なわれています。

現在、国家に功績があったとされる政治家の葬儀は、内閣、所属した政党、所属した国会の議院、及び故人の家族ないしはそれらのうちの合同で行うことが多いです。

皇族の場合、天皇の葬儀の一部に限って、国の儀式である「大喪の礼」として行われ、その費用が国庫から支出されます(皇室典範第25条)。

戦後の「大喪の礼」としては、1989年に崩御した昭和天皇の例があります。

その他の皇族については、その葬儀の呼称にかかわらず、皇室が主宰する儀式となっており、いわゆる国葬としては取り扱われていません。

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5 月 26th, 2009 | No Comments »

正教会の葬儀は、埋葬式と呼ばれ、連祷と無伴奏声楽の聖歌から構成されています(正教会の聖歌は無伴奏声楽が原則)。

葬儀は、永眠した正教徒が、神からの罪の赦しを得て天国に入り、神からの記憶を得て、永遠の復活の生命に与ることを祈願するものとされています。

なお正教会においては、前晩に行われるパニヒダは初代教会から大事にされた伝統であるとされ、前晩のパニヒダを通夜と呼ぶ事もあまり忌避されていません(「パニヒダ」の語源は「夜通しの祈り」という意味)。

埋葬形式は、土葬が基本ですが、日本正教会では諸々の事情により止むを得ず火葬が行われています。

正教会では「逝去」「無くなられた」「故人」ではなく、それぞれ「永眠」「永眠された」「永眠者」の語が用いられています。

これは、正教会においては、死は来世の復活の生命に与るまでの一時的な眠りとして捉えられている為です。

正教会の奉神礼(礼拝)は立って行われます。

起立する姿勢は伝統的に「復活の生命に与って立つ」ことを象徴するとされるからです。

従って司祭・輔祭・詠隊(聖歌隊)は勿論、参祷者も埋葬式の間は継続して立ち続ける事が求められています。

ただし、身体障害者や高齢の参祷者は着席していても言いとされています。

正教会でも香炉は用いられて大切な習慣と位置付けられていますがが、振り香炉を扱うのは司祭と輔祭であり、参祷者が香炉に触れる事はありません。

参祷者が永眠者と対面する際には、棺への献花が行われます。

埋葬式は、輔祭もしくは司祭が、永眠者の霊(たましい)の安息を祈願する祈祷文を朗誦した後、詠隊(聖歌隊)が「永遠の記憶」という詞を三回繰り返し歌う事で終わります。

神が永眠者を記憶する祈願であり、かつ参祷者が永眠者を記憶し続け、永眠者の為に祈り続けることを促すものです。

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5 月 25th, 2009 | No Comments »

プロテスタントの葬儀は欧米では日中の葬儀・埋葬礼拝のみであることが多いです。

日本においては仏教の葬儀様式に慣れた参列者の便宜を図り、前夜と当日との2日にわたって典礼を行うことが多いです。

この前夜の式典は、呪術的な必要から遺体を不寝番することを意味する「通夜」を避け、「前夜式」「前夜の祈り」などと呼ばれます。

前夜式は自宅で行う場合もありますが、教会堂で行うことも多いです。

告別式の式典は礼拝そのものであるため、その式次第は基本的に通常の日曜日の礼拝と同じで、故人が地上で行う最後の礼拝と意味付ける教派もあります。

従って、基本的に教会堂で行われ、祈祷、聖書朗読、説教、賛美歌、祝福などにより構成されてます。

これに付随して、友人などによる追悼の辞、遺族の挨拶、献花などが追加されることが多いです。

故人の略歴の紹介・記憶の披露などは、牧師の説教に組み入れられることも別個の項目となることもあります。

キリスト教(特にプロテスタント)では、人の死は忌むものではなく、人の霊が地上の肉体を離れ、天にいる神とイエス・キリストのところに召されることであり、イエス・キリストの再臨において復活するための準備に過ぎない、という考えに基づいています。

このことからプロテスタント諸教派では、信徒の死を「召天」と呼ぶことがあります(昇天ではない)。

したがって、死とは、天国において故人と再会できるまでの一時の別れであり、地上に残された者(遺族などの生存者)にとっては、その別れが寂しく慰められるべき事であっても、死そのものは悲しむべき事ではないと説明されます。

キリスト教徒の比率が低い日本では、参列者はもとより遺族すらキリスト教徒で占められる事は期待できないため、宗教的純潔主義の主張より、地域の習俗を重んじる者らへの配慮が優先されます。

前夜式を設定したことは既出だが、焼香に代わる献花、「香典」「仏前」に代わる弔慰金の名目「御花料」などは皆その為に案出され、後に信仰的意義付けをしたものです。

同様の理由で六曜「友引」には葬儀を控えていますが、これには大抵の火葬場が休業であるという止むを得ない事情もあります。

また、死を穢れと見なさないため「清め塩」は使いません。

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5 月 25th, 2009 | No Comments »

現代におけるカトリック教会における葬儀観は、第2バチカン公会議の文書の一つ『典礼憲章』から読み取ることができます。

同文書では「葬儀はキリスト信者の死の過ぎ越しの性格をより明らかに表現し、典礼色も含めて各地方の状況と伝統によりよく適応したものでなければならない」(81条)と記されています。

現代のカトリック教会における葬儀は、この文書をうけて改訂され、1969年に発表されたカトリック教会の儀式書『葬儀』およびその各国語訳に基づいて行われていますが、それ以前のものと比べると二つの特徴があります。

第1に、葬儀が「キリスト信者の過越しの性格を表現するもの」であると宣言されていることです。

つまり死が人間にとって完全な終わりではなく、キリストを信じることで永遠の命と復活への希望に入るものとなるということで、かつてのカトリック教会では、死と関連して死後の審判や煉獄や地獄の恐怖のみが強調されてきていたものが、修正されています。

これと関連して葬儀ミサ(レクイエム)で歌われた続唱などが、その内容がキリスト教本来の死生観から外れたものとして廃止されています。

第2に、カトリック教会の葬儀は全世界一律でなく、地域の文化に合わせる柔軟さを持っているという点です。

日本においても固有の文化と伝統が尊重され、この精神に従って日本での葬儀では焼香や献花が行われ、カトリック信徒でない参列者が多数を占めることが多いという現実に配慮されています。

具体的には葬儀で用いられる用語や固有の表現は可能な限り避けられ、参列者のほとんどがカトリック信徒でない場合はミサに代えて「ことばの祭儀」を行ったりしています。

カトリック教会における葬儀は、死者のために祈ることももちろんでありますが、残された生者のために祈る場でもあり、神が悲しみのうちにある遺族を励ましてくださるよう祈ると同時に、キリストに結ばれたものとして、キリストが死んで復活したように自分たちもキリストの死と復活にあずかることができるという信仰を再確認する場でもあります。

先にのべたように地域の文化への適応という考え方から、現代の日本におけるカトリック教会の葬儀では、「通夜」および「葬儀」という流れに沿って行われます。

通夜では聖書の朗読、聖歌、死者のための祈り、棺への献香と参加者による献花あるいは焼香、遺族代表のあいさつなどが行われます。

通夜は教会で行われることが多いが、自宅で行われることもあります。

葬儀は教会での葬儀ミサという形で行われることが多いが、状況に応じて自宅で行われる場合もあります。

また、参列者のほとんどがカトリック信徒でない場合などは、参列者に配慮してミサに代えて「ことばの祭儀」という簡略な形での葬儀が行われます。

一般的な葬儀ミサと通常のミサとの違いは、会場が葬儀にふさわしく装飾されることと、聖書の朗読箇所・聖歌・祈り・説教の内容などが葬儀にあわせて選ばれるということです。

ミサとあわせる形で続けて告別式と葬送が行われます。

告別式では一般的な葬儀と同様に、故人の紹介、弔辞、弔電の紹介、焼香あるいは献花、遺族代表のあいさつなどが行われます。

ミサ以外の司式は司祭や助祭だけでなく、信徒でも行うことが可能です。

通夜および葬儀の時に用いる司祭(助祭)の祭服の色は通常は白であるが、特別な場合は紫や黒を用いることもあります。

また、死後特定の日に集まって故人を弔う日本の習慣にあわせ、「命日祭」という名前で故人のためのミサや祈りの集いが行われることもあります。

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5 月 22nd, 2009 | No Comments »

神道での葬儀は神葬祭と呼ばれます。

神道では死を穢れたものと考えるため、聖域である神社では葬式は通常おこなわず、故人の自宅か葬斎場で行います。

現在の形の神葬祭は、江戸時代でも神葬祭を陰ながらも連綿と伝えてきた神社や社家の祭式、思想、伝統等を引き継いでいます。

式の際には、中央の祭壇の脇に遺影を置き、祭壇の奥に置かれた棺の後方に、銘旗と呼ばれる故人の名前が書かれた旗が立てられる場合が多いです。

そしてその周りに灯明、榊、供物などを置きます。

式の一般的な大まかな流れは、以下の通りです。

・まず神官が遺族と参列者および会場を祓い清める。

・神職により祖霊に供物をお供えをする。

・神職は祭詞を奏上し、故人の生前の業績を述べ遺徳をしのびつつ、祖霊となって遺族を守ってくれるよう願う。

・参列者は玉串をささげて、二拝二拍手一拝をおこない故人をしのぶ(このとき拍手は、音を立てない「しのび手」で行う)。

また神道では、墓所を「奥津城」「奥つ城」(おくつき)と呼び、墓石にも「○○家之奥津城(奥都城)」と表示している家が多いです。

墓石の頂点を烏帽子に見立て、尖らせる等の外観上の違いもあります。

「霊爾」(れいじ。仏教の位牌にあたる)を祀る場合は仏壇の代わりに御霊舎(みたまや)を置いています。

近年の葬儀はほとんどは仏式で営まれており、これは江戸時代に寺請制度(てらうけせいど)がはじまり、仏式による葬儀が一般化したことによります。

一方で江戸時代には、日本古来の葬儀のあり方を見直す運動が起こり、明治になって神道による葬儀を行うことが一般に認められるようになりました。

最近では神葬祭が仏葬よりも経済的な場合が多い点や、仏教渡来以前からの日本古来の祖霊信仰に立ち返ろうとする思想などから、増加傾向にあります。

天理教・金光教などの教派神道においても、神葬祭を元にした独自の葬儀を持っていることが多いです。

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5 月 21st, 2009 | No Comments »

近年、ペットは家族の一員となっているので、ペットの死に際し、人間と同じように葬儀やお墓、仏壇を用意する場合が増えてきています。

原則的に、ペットは人間と同じ仏壇には祀りません。

祀る場合は、別途設けることになります。

なぜなら、仏教において、人間と動物は住む世界(人間道と畜生道)が違うからだと言われているからです。

写真や位牌の他に、祀るとすれば馬頭観音や観音菩薩を置く事になります。

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5 月 21st, 2009 | No Comments »

家具調仏壇は、20世紀後半の日本の都会型住居に合うようにデザインされたもので、「都市型仏壇」とも言います。

先駆となるのが、八木研の現代仏壇で、後続で多くの唐木仏壇メーカーから、モダン仏壇・新仏壇・京モダン仏壇などが出てきています。

特に都市部における比率が高まっており、宗教工芸社では2010年には仏壇販売全体の20%になると予測されています。

伝統的な仏壇と異なり、外見は一見家具と見まごうようなデザインが特徴です。

伝統仏壇を特徴付ける欄間彫刻や宮殿がなく、障子も用いられず全体としてすっきりとしています。

ガラス扉を採用したものや、椅子付きの仏壇もあり、多くは内部が3段になっており、須弥壇のなごりも残しています。

天井には照明が付き、LEDを使用したものもあります。

よって、従来仏壇のように灯篭を取り付けない構造です。

箱型から抜け出したステージ型のものもあり、宗教色のないものもあります。

そのため、キリスト教徒が祭壇として使用することもあります。

家庭での設置場所は、リビングや洋室が多いですが、仏間や床の間に納めるケースもあります。

仏具も家具調仏壇にあわせたものがあり、葬儀・葬式然とした仏具ではなく、ガラス製や陶器製などバラエティー豊かです。

主な材質は、ウォールナットやチーク、メープル、ナラなど洋家具の材料を使用したものが多いです。

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5 月 21st, 2009 | No Comments »

仏壇の中でも、唐木が使用された仏壇を指します。

製造には、唐木(シタン・コクタン・タガヤサンなど)が用いられます。

宗派・葬儀による仏壇の違いはありません。

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