金仏壇(きんぶつだん)は仏壇の種類の1つです。
白木に漆を塗り、金箔や金粉を施すことから、金仏壇と呼ばれ、「塗仏壇」と言うこともあります。
いずれも唐木仏壇に対する名称です。
蒔絵、彫刻、錺金具などの日本古来の伝統工芸の技法が集約されており、技巧による豪華さが特徴です。
伝統的な金仏壇の内部は、各宗派の本山寺院の本堂(内陣)を模しています。
そのため、葬儀と同様、宗派により造作が多少異なり、特に浄土真宗では、金仏壇が推奨されています。
金仏壇製造は、木地、塗り、金箔押しの他、各産地で工程が細分化されており、それぞれに専門の職人が存在します。
一枚の板から仏壇が出来るまで約3ヶ月かかります。
高度に専門化された職人の技が継承され続けることにより、金仏壇は工芸品としての付加価値が高く、結果として経済産業省認定の伝統的工芸品に指定される産地を生み出してきました。
なお、素材には、桧・松・欅・杉、部分的に合板・ボードが用いられています。
宗派によって違いがあり、浄土真宗本願寺派では、一重破風屋根(宮殿) 金箔張りの柱(宮殿・外柱) 西本願寺の阿弥陀堂を模したもの、真宗大谷派では、二重瓦屋根(宮殿) 黒漆塗りの柱(宮殿・外柱) 高欄朱塗りで擬宝珠(ぎぼし)金箔張り 黒柱は東本願寺の阿弥陀堂、二重屋根は大師堂を模したもの、日蓮正宗(大石寺)では、寺院の厨子に模した扉が内部に取り付けられ、厨子型の仏壇となっています。