家具調仏壇は、20世紀後半の日本の都会型住居に合うようにデザインされたもので、「都市型仏壇」とも言います。
先駆となるのが、八木研の現代仏壇で、後続で多くの唐木仏壇メーカーから、モダン仏壇・新仏壇・京モダン仏壇などが出てきています。
特に都市部における比率が高まっており、宗教工芸社では2010年には仏壇販売全体の20%になると予測されています。
伝統的な仏壇と異なり、外見は一見家具と見まごうようなデザインが特徴です。
伝統仏壇を特徴付ける欄間彫刻や宮殿がなく、障子も用いられず全体としてすっきりとしています。
ガラス扉を採用したものや、椅子付きの仏壇もあり、多くは内部が3段になっており、須弥壇のなごりも残しています。
天井には照明が付き、LEDを使用したものもあります。
よって、従来仏壇のように灯篭を取り付けない構造です。
箱型から抜け出したステージ型のものもあり、宗教色のないものもあります。
そのため、キリスト教徒が祭壇として使用することもあります。
家庭での設置場所は、リビングや洋室が多いですが、仏間や床の間に納めるケースもあります。
仏具も家具調仏壇にあわせたものがあり、葬儀・葬式然とした仏具ではなく、ガラス製や陶器製などバラエティー豊かです。
主な材質は、ウォールナットやチーク、メープル、ナラなど洋家具の材料を使用したものが多いです。