5月 20th, 2009 | No Comments »

礼拝所及び墳墓に関する罪(れいはいじょおよびふんぼにかんするつみ)は、刑法に規定された犯罪類型の一つです。

「第二十四章 礼拝所及び墳墓に関する罪」に規定があり、公序良俗を保護法益とし、具体的には国民の宗教生活の保護や国民の健全な宗教的敬虔感情の保護が挙げられています。

社会的法益に対する罪に分類されていますが、構成要件によっては信教の自由などの個人的法益や司法捜査の適正など、国家的法益も同時に保護する場合もあります。

この法律に抵触する犯罪を犯した場合、直接的な行為の客体が、財物や業務に該当する行為類型も多いため、例えば遺棄の故意で死体遺棄の結果をもたらした場合、どのような犯罪が成立するかが問題になり(抽象的事実の錯誤)、説教等妨害罪と業務妨害罪とが併合罪になることもあります。

礼拝所不敬罪(第188条第1項)、説教等妨害罪(第188条第2項)
神祠、仏堂、墓所その他の礼拝所に対し、公然と不敬な行為をした者は、6ヶ月以下の懲役若しくは禁錮又は10万円以下の罰金に処せられます。

また、説教、礼拝又は葬式を妨害した者は、1年以下の懲役若しくは禁錮又は10万円以下の罰金に処せられます。

墳墓発掘罪(第189条)
墳墓を発掘した者は、2年以下の懲役に処せられます。

死体等損壊罪、死体等遺棄罪、死体等領得罪(第190条)
死体、遺骨、遺髪又は棺に納めてある物を損壊し、遺棄し、又は領得した者は、3年以下の懲役に処せられます。

墳墓発掘死体損壊等罪(第191条)
第189条の罪を犯して、死体、遺骨、遺髪又は棺に納めてある物を損壊し、遺棄し、又は領得した者は、3ヶ月以上5年以下の懲役に処せられます。

変死者密葬罪(第192条)
検視を経ないで変死者を葬った(密葬)者は、10万円以下の罰金又は科料に処せられます。

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4月 23rd, 2009 | No Comments »

密葬とは、故人の家族やごく近しい親類・友人のみで小規模に行われる葬儀のことです。

本来は、有名人などの死亡で準備に時間が掛かる大規模な本葬を行う場合に、それに先立って行われる内輪での葬儀を指していました。

通常の葬儀は、1人でも多くの人に参列してもらうため、新聞に死亡広告を出したり、知人へ連絡を取ったりしていました。

しかし、葬儀にあまり予算や人員を割けない時や、多数の参列者による混乱を避けたい場合、密葬となる場合があります。

ただし、最近は通常と比べて小規模に行われる葬儀自体を指す事が多くなりました。

人数規模の規定は特になく、何百人規模の参列者が集まった場合でも、「密葬」と呼ぶことがあります。

なお、小規模という点で家族葬と同じとみなされがちですが、行う意義は違います。

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